■ボサボらないとブラジルぢゃない?
No Tom da Historia
(A Musica de Antonio Carlos Jobim)
Tibo Delor

*残念ながらアマゾンでは扱っていません。
01. Boto
02. Lamento no Morro
03. Correnteza
04. Amparo / Olha Maria
05. Meu Amigo Radames
06. Desafinado
07. Estrada Branca
08. Luiza
09. Sabia
10. Surfboard
11. Valsa do Pirto das Caixas
12. Falando de Amor
Tibo Delor (Baixo Acustico)
Lea Freire (Flautas)
Tiago Costa (Piano Acustico e Eletrico)
Edo Ribeiro (Bateria)
Paulo Jobim (Violao)
2001
↓で、好きなだけ聴けます。
Cafe Music .Com.Br
フランス人のベーシストTibo Delorがブラジル人の演奏家と作ったAntonio Carlos Jobimの作品集。Jobimの息子Paulo Jobimが参加している事が、ひとつの売りだったのかも知れない。
作曲家としてのAntonio Carlos Jobimに焦点をあてたアルバムで、決して「ブラジル音楽家」的な扱いはしていないので、表面的で浮ついたブラジル色は皆無と言って良い。
Antonio Carlos Jobimの作り出したメロディの美しさを際立たせているのは、流石ベーシストのアルバムと言いたくなるリズムの面白さだろう。心地良いだけのBGMになりそうな部分をアレンジでコントロールしながらも決して奇抜な部分で注目を浴びようとはしていない。これなら十分ブラジルでも受け入れられただろうと推測は出来る。
流行歌であるボサ・ノヴァや民俗音楽的な安っぽい感傷的な部分は無く、純粋にブラジルで生まれた大作曲家Antonio Carlos Jobimの作った名曲を演奏した事によって、ブラジルの音楽の深さが見えてきている。結果的に極めてブラジル的なジャズに仕上がっているアルバムだと言って良いだろう。
現在のブラジル音楽の中心はアメリカの流行と同時進行していて、彼らと一緒に居るとHip Hopやレゲトン、アーシェなどばかりになってしまう。元々ボサ・ノヴァも流行歌なので、それらも将来的には同じ様な扱いになるだろう(アーシェは、既にその兆しを見せている)。
しかし、MPBやボサなどを聴く人が皆無と言う訳では無いように、クラシック然とした純粋音楽に近いものも無くなる事はないだろうし、過去を継承した現代音楽やジャズの新しい録音は、これからも生まれてくるだろう。
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