また始めようかと思って、色々といじっている途中です。何となく始まってます。
895jazzmin
Net RadioのAccu Radioは、お勧めです

下の「Accu Radio」をクリックするとサイトが出てきます。

「Sign up」画面は「X」で消して大丈夫です。

左のChannelsで細かくジャンルが選べます。

写真・イラスト部分をクリックするとプレイヤーが立ち上がります。

相変わらず安定しています。プレイヤー単体可動は確認中です。

Accu Radio

うちの猫たち4匹です(2017年現在)
ok台座横長435

左から (うちの猫になった順)

ジャズミン (♂)
ミント (♀)
パセリ (♂)
スーズー[紫蘇] (♀)

DSCF3504-20080623-895.jpg
CategoryとBlogの内容について

 人名が書いてある場合は、その人とその周辺に関してのものになります。
 データ的内容は、なるべく間違いの無いようにするつもりです。
 間違いが有った場合は、教えていただけると助かります。

 個人的意見は、あくまでも個人的なもので、一般論では有りません。
 悪意を隠せないタイプだと自分では思っているので、他意は無いつもりです。

 古いものは一旦全て仕舞って仕分け方法を変えて出します。
 古いものに修正加筆して、シラッとした顔で出す可能性が、極めて高いです。

 自分がとっても可愛い、心の狭い人間です。
 やさしい気持ちで接してくれるとうれしいです。
 その前に、ちゃんと書くつもりが有るのか自分でも心配になっています。

2010年01月28日 (21:43)

美人と言われるのを拒否したSaxプレイヤー


最近アメブロのPiggに頻繁に入っています。ここで実際に演奏をしている方と話が出来る事が多くて、田舎で隠居状態の私にはとても刺激的だったりします。

昨日の夜Piggでお話し相手をしてくれたのは、偶然ですが私が今住んでいる近くの名古屋を拠点にしているジャズ・サックス・プレイヤーの方でした。

お名前は、纐纈歩美(こうけつ・あゆみ)さん。愛知県のお隣にある岐阜県出身の方で、まだ20歳を過ぎたばかりですが、積極的にライブをこなすプロの方でした。



お話をしていて、まずその聡明さにビックリしました。素人の私の偉そうな話も丁寧に聞いてくれますし、自分の考えている事も多くの言葉では有りませんが、こちらに伝わる言葉を選んで話してくれました。

Netでの名前で実際にも演奏していると言う事で、急いで検索してみてビックリ。これが素晴らしく美しい方。芯がシッカリしているからでしょうね、この若さで「可愛い」と言う言葉よりも「きれい」と言う言葉が似合う美人の方でした。

ご本人の了承を受けていないので写真の転用は止めておきました。ご自分で探してください。それだけの価値は有ります(笑)。

あゆみブログ
纐纈歩美るーむ


ただご本人は、その事に触れられるのは、不本意そうでした。はっきりと「若いとか女性だとかは今だけの言葉だから」と、一蹴されてしまいました。おじさん、恥ずかしくなってしまいました(笑)。

演奏に関しては、まず始めに何よりも魅力的だと言っておきたいです。なにせ私は書き出すと意地悪な言葉しか出てこないので勘違いされそうですが、プライドの高い技術で聴かせようとする演奏だと感じました。そこにとても好感が持てるのです。



Jazz In Lovelyと言うライブハウスでの演奏です。私が知っている以前のままなら、それほど録音するのに条件の良い場所では有りません。聴くなら近くて素敵な場所でしたけど。

抑えた演奏ですが、まだ余裕があるように感じられます。体の中から出てくるようなスウィング感は有りませんが、自分に課題を与えて演奏をしているようなものが、こちらに伝わってきます。



もう半年も前の録画ですから彼女の演奏も現在はもっと素晴らしくなっているはずです。
音の選択や手数の配分、それらを含めた全てが進化の途中ではないかと思います。そう期待させてくれる何かが有ります。

演奏家は、素晴らしい時間を与えてくれます。そして聴く側の人間は、その演奏を育てる立場でも有ると思います。

名古屋周辺以外でもライブを行っているようですし、レコーディングの話も有るようです。
今なら随分安く演奏を見ることが出来ます。皆さんの近くに行く事が有りましたら是非、出かけてあげて下さい。

2月のライヴスケジュール

2月3日(水) ハドウス大高店
モーリス・オテイ(Ds) / バニー・ワイルダー(Ba)
トム兼松(Gt) / 纐纈雅代(As)
纐纈歩美(As)
19:00~

2月5日(金) 岡崎 Satin Doll
【長瀬良司(Tp)クインテット】
安田基郎(Ba) / Sakakura(Pf)
砂掛裕史朗(Ds) /纐纈歩美(As)
20:00~
\1500

2月10日(水) 新栄 Swing
【納谷嘉彦(Pf)f 】
日景修(Ba) / 河村亮(Ds)
纐纈歩美(As)
20:00~
\1500

2月19日(金) 吉良 intelsat
【纐纈歩美(As)カルテット】
清水行人(Gt) / 大村守弘(Ba)
奥村将和(Ds)
20:00~
\1500

2月20日(土) 多治見 Palette
【纐纈歩美(As)カルテット】
渡辺ショータ(Pf) / 谷井直人(Ba)
奥村将和(Ds)
20:00~
\1500

2月22日(月) 平針 SunnySide
【吉岡直樹(Ba)クインテット】
加藤大智(Ss,As) / 纐纈歩美(As)
森永理美(Pf) / 佃政彦(Ds)
20:00~

2月23日(火) 金山 Mr.Kenny's
【加納奈実(As)纐纈歩美(As)クインテット】
平光広太郎(Pf) / 谷井直人(Ba)
船尾真伊年(Ds)
20:00~

2月24日(水) 栄 Jazz Inn LOVELY
【納谷嘉彦(Pf)f 】
日景修(Ba) / 河村亮(Ds)
纐纈歩美(As)
19:30~
\1500

2月25日(木) 多治見 palette
【Banana Space】
林左知恵(Pf) / 大沢賢太(Ba)
浅田亮太(Ds) / 纐纈歩美(As)
20:00~
\1400

2月26日(金) Honey Style Cafe TOSHIN
【纐纈歩美(As)トリオ】
清水行人(Gt) / 塩井洋介(Ba)
19:30~
おひねり制

2月28日(日) 徳島ジャズストリート
【納谷嘉彦(Pf)f 】
日景修(Ba) / 河村亮(Ds)
纐纈歩美(As)

ホント、文字だけでのお付き合いでしたが、彼女の丁寧さとプロとしてのプライドが伝わってきて、随分好感の持てる方でしたよ。

こんなBlogで扱うのが失礼かもー(笑)。
と、言う訳で、ご本人から「すぐ消せ」等のクレームが出た場合、速攻で消させていただきます。
スポンサーサイト
カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (8) トラックバック (0)

2006年12月30日 (19:07)

自動車都市の状況って40年以上も経てば変わるのかな。


モーター・シティ・シーン
ドナルド・バード&ペッパー・アダムス
Motor City Scene
Donald Byrd & Pepper Adams


モーター・シティ・シーン モーター・シティ・シーン
ドナルド・バード&ペッパー・アダムス (2006/02/22)
東芝EMI

この商品の詳細を見る


↓それぞれ1分程度ですが試聴はコチラ
Motor City Scene / Donald Byrd & Pepper Adams

1 Stardust
2 Philson
3 Trio
4 Libeccio
5 Bitty Ditty

Pepper Adams (bs)
Donald Byrd (tp)
Tommy Flanagan (p)
Kenny Burrell (g)
Paul Chambers (b)
'Hey' Lewis [Louis Hayes] (ds)

Recorded in 1960
1,000円だけど、在庫がまだ有るようです。


Motor City, Detroit、Hard バップなんてキーワードからゴリゴリと前にでてくる腕っ節の効いた真っ黒くて男っぽい音を想像したくなりますが、実際に聞こえてくる音は、涼やかで知性さえ感じさせるものになっています。チョッピリ気障なくらいお洒落な男気は、ジャズの持つ純粋な楽しさを味わせてくれます。
ベツレヘム・レーベルに大好きな何枚かアルバムが有る私は少し甘めに見ているのかもしれませんが、とても素敵なアルバムです。

一曲目のStardustのイントロからおもわず「うわっ」と声が出てしまう心地良さです。バードのペットは、一見「ノリ」さえ無視したような淡々としたスウィング感で、装飾を一切排したストレートな音が心地良く響いてきます。フラナガンとチェンバースのリズムは、お互いを抑止するような関係で、走り出しそうなラズムを淡々とした流れにしている事が、バードのペットをより際立たせているようです。ここでのバードのソロは有名らしいですね。

2曲目は、チェンバースの為の曲なんでしょう、イントロからエンディングまで、チェンバースのベースが「正しくジャズ」と言えるベース・ラインで、楽しませてくれます。

3曲目で、やっと勢いの有る曲になります。途端、一気にバレルのギターが前へ飛び出してきて、スピード感溢れるスウィングで、あとのメンバーを終始引っ張る牽引車の役目を果たしています。

4曲目でリズムに変化を持たせたのは、アルバム自体が単調にならないような配慮からでしょう。少々落ち着きが無いのが気になりますが、色合い豊かな楽しい曲に仕上がっているし、求めた通りの結果は出ていると思います。

今までの全てをまとめた結果のような5曲目が、アルバム中最も短いと言うのも面白い結果だと思います。

全体が、いかにもジャズらしい雰囲気に包まれた、大変良く出来たアルバムではないかと思う。勿論、斬新とか革新とかの言葉を使わないと言う前提での話では有りますが。
それからジャケットじゃPepper Adamsが上なのにDonald Byrd & Pepper Adamsって呼ばれている現状が、ちょっぴり悲しいかな(笑)。


カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (0) トラックバック (0)

2006年02月10日 (20:13)

ワタシ、マホーツカイ、デェ~ス


Wizard Of The Vibes
Milt Jackson



01.Tahiti
02.Lillie
03.Bags' Groove
04.What's New?
05.Don't Get Around Much Anymore
06.On the Scene
07.Lillie [Alternate Take]
08.What's New? [Alternate Take]
09.Don't Get Around Much Anymore [Alternate Take]

Milt Jackson, Vibes
John Lewis, Piano
Percy Heath, Bass
Kenny Clarke, Drums
Lou Donaldson, Alto Sax

Recorded at April 7, 1952


10.Evidence
11.Misterioso
12.Epistrophy
13.I Mean You
14.Misterioso [Alternate Take]
15.All the Things You Are
16.I Should Care
17.I Should Care [Alternate Take]

Milt Jackson, Vibes
Thelonious Monk, Piano
John Simmons, Bass
Shadow Wilson, Drums

Kenny “Pancho” Hagood,
Vocal on 15-17

Recorded at July 2, 1948


BN 1509

アナログの1509とは、曲が随分変更されているようだ。1500番代の初めの方の番号に「兎に角まずは録音」と言う部分が有ったのは、アナログ盤が現代のCDのように規格化がシッカリと整ってなかったせいだろう。

SP,LPそしてジューク・ボックス用と作られた頃の録音にアルバム全体のコンセプトを求めた時、それはどちらかと言えば演奏家よりも製作者の意図が強く出る事になるのも否定的に受け取る訳には行かないと思う。

だからこそ、レーベルでの違いなどが話題になるのも現実なのだから。また、その部分から抜け出そうと演奏家が考え出したのが何時頃なのかもアルバム毎に聞く時の楽しみになるかもしれない。

前半の9曲は結成8ヶ月前のMJQ + Lou Donaldsonで、10曲目からラストまでが、Thelonious Monk Quintet。
このアルバムに続く1510と1511がThelonious Monk名義のアルバムになっている。因みにそのどちらにもVocalは入っていない。

何故バイブなのか?と考えた事が有る。調べた訳では無いので、未だに本当の理由がわかった訳ではないが、こうスウィングされると別にどうでも良いと思ってしまう。Wizard Of The Vibesと言うのも大袈裟ではない演奏だ。

前半と後半のセット違いでの音が随分有るのは、Thelonious Monkが居るのか居ないのかの違いだと考えて良いと思う。録音が前半の方が新しいと言う事を踏まえてもThelonious Monk Quintet名義になる後半の録音のミルト・ジャクソンは、一演奏家として参加しているに過ぎない。明らかに主役はThelonious Monkであり、彼の作るグルーブを中心に演奏が進んでいく。

前半の演奏では、ルー・ドナルドソンの参加していない曲が特長的な感じがする。勝手な推測だが、もしかしてMJQはこの時の録音で編成の基本を決めたのかもしれない。管楽器の有無で、それほど音楽の質が違っている。決してLou Donaldsonの演奏が悪い訳ではないのだが。

最後に入っているボーカル曲は、ジューク・ボックス用なのだろうか。これも面白い演奏だが、少し中途半端な感じがする。


カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (0) トラックバック (0)

2006年01月25日 (21:31)

誰にでも好かれる事が良いとは限らないと思う。


Finger Poppin’
The Horace Silver Quintet



1.Finger Poppin'
2.Juicy Lucy
3.Swingin' the Samba
4.Sweet Stuff
5.Cookin' at the Continental
6.Come on Home
7.You Happened My Way
8.Mellow D

Blue Mitchell, trumpet
Junior Cook, Tenor Sax.
Horace Silver, Piano
Eugene Taylor, Bass
Louis Hayes, Drums

Recoded at February 1, 1959
BN 4008


JAZZ界で最重要ピアニストの一人として数えられる彼ですが、私の中ではそれほど重要な位置を占めていません。多分それは彼のLatinへの意識と私のそれとにだいぶ差が有ると言う事ではないかと思います。

彼のLatinを意識した(無意識?)演奏が、あまり好みとは言えないのです。私の耳には、Bluesをそれ程感じさせない彼のピアノに鈍い反応しか出来ないと言う事でも有ると思います。

彼のピアノを意識しながら聴くとやっぱり素晴らしいです(笑)。裏でノッてる時のリズムは練習でどうにか出来るものとは違う体が弾むようなテンポで思わずこちらも体を動かしてしまいます。

私個人としては彼を中心に回る演奏よりも後ろでリズムを叩いている時の方があまり作為的では無く自然に聴こえてきてリラックスして楽しめるようです。

人の好みを越える素晴らしい演奏も有りますが、その上に行けば、おのずと我の強い部分が見え隠れしてくると思います。彼もまた強い意志を持った名演奏家だと言う事でしょう。


カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (0) トラックバック (0)

2006年01月19日 (21:38)

煙草が止められない。


Buhaina’s Delight
Art Blakey & The Jazz Messengers




01.Backstage Sally
02.Contemplation
03.Buhaina’s Delight
04.Reincarnation Blues
05.Shaky Jake
06.Moon River
Bonus Track
(alternate version)

07.Backstage Sally
08.Buhaina’s Delight
09.Reincarnation Blues
10.Moon River
*げっ、4曲も増えてるぢゃん(笑)。

Art Blakey / Drums
Freddie Hubbard / Trumpet
Chris Fuller / trombone
Wayne Shorter / sax
Cedar Walton / piano
Jymie Merritt / bass

Recorded on November 28 (#2, 6-10)
and December 18 (#1, 3-5)
BN4104

Art Blakey以上に煙草を咥えたジャケを発表している人がいたら是非とも教えて欲しいと思うくらい、彼のアルバム・ジャケには煙草を咥えたものが多いような気がします。こんなにかっこ良く煙草を咥えられたら真似の一つもしたくなります(笑)。

でも気が付いたのですが、管系は考えてみれば演奏中に煙草なんて咥えられませんよね(笑)。と、すると私の中でのイメージでですが、いつも煙草を咥えている気がするデクスター・ゴードンは何なんだろう(笑)。

1961年に録音されたBuhaina’s Delightは、ショーターが積極的に制作に関与しているアルバムですが、カーティス・フラーの影響が強いように感じます。

6曲のうち3曲がショーターの作品ですし、アルバムを締めるのがMoon Riverだったり、その前に流れるのがこのアルバムの中でもっとも曲としての出来の良い(個人的に/笑)、シダーの曲だったりと中々曲者なのは、やっぱりショーターの影響なのかもしれません。

カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (0) トラックバック (0)

2005年12月22日 (22:50)

クリスマス・ソングに飽きだした(笑)。


何となくクリスマス・ソングに飽きだして、
実は、昨日今日と聴いていません。
そのかわり頻繁に聴いていたのが下のアルバム。
ジャズ・バイオリンに焦点を当てた
デューク・エリントンのオーケストラではない録音です。

勿論主役はバイオリンなんでしょうが、
デュークのリズムとメロディを兼ね備えた
独特の響きで聞かせてくれるピアノが、
とても心地良くこちらに伝わってきます。
2曲Billy Strayhornがピアノを弾いているので、
聞き比べるのにももってこいでしょう。

とても心地良いのでBGMにも出来るし
スムース・ジャズなんかが好きな人でも
違和感無く十分楽しめると思います。


Jazz Violin Session
Duke Ellington




01.Take the "A" Train
02.In a Sentimental Mood
03.Don't Get Around Much Anymore
04.Day Dream
05.Cotton Tail
06.Pretty Little One
07.Tricky's Licks
08.Blues in C
09.String Along With Strings
10.Limbo Jazz
11.The Feeling of Jazz

Duke Ellington : Piano
Stephane Grappelli : Violin
Ray Nance : Violin
Svend Asmussen : Viola
Ernie Shepard : Bass
Sam Woodyard : Drums
Russell Procope : Also Sax
Paul Gonsalves :Tenor Sax
Buster Cooper : Trombone
Billy Strayhorn : Piano (tracks 6,9)

Produced by Duke Ellington
Recorded Feb. 22, 1963
at Barclay Studios, Paris, France


カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (0) トラックバック (0)

2005年08月25日 (20:07)

誰にでも愛すべき世界が有るはず。




Something for Lester
Ray Brown



RAY BROWN
bass
CEDAR WALTON
piano
ELVIN JONES
drums

1 OJOS DE ROJO(Cedar Walton)
2 SLIPPERY(Ray Brown)
3 SOMETHING IN COMMON(Cedar Walton)
4 LOVE WALKED IN(Gershwin - Gershwin)
5 GEORGIA ON MY MIND(Carmichael - Gorrell)
6 LITTLE GIRL BLUE(Rodgers - Hart)
7 SISTER SADIE(Horace Silver)

Recorded on June 22-24, 1977
(Contemporary)



ここ30年近く、私はPiano Trioをあまり聴きません。個人的に好きなピアニスト数人のアルバムは例外として聴く事も有るのですが、たとえキースでもチックでもPiano Trioとしては、興味の対象には成らなくなっています。1977年に録音されたSomething for Lesterが、全ての原因なのは言うまでも有りません。

このアルバムはレスター・ケーニッヒと言うContemporaryのオーナー兼プロデューサーに捧げられたアルバムとして有名で、彼自身が製作に携わった最後のアルバムになります。録音後半月ほどで彼が亡くなったために急遽Something for Lesterと言うタイトルになりました。彼もまたBlue NoteのAlfred Lionと同じくユダヤ系の白人と言う事を考えると『JAZZは黒人の音楽だ』主義の方も少しはJAZZに対する受け止め方が変わって来るかもしれませんね。


元々このアルバムの企画はレイがケーニッヒへ自己名義のアルバムがContemporaryに無い事を直訴した事から始まります。20年以上もContemporaryで幾つものアルバムの製作にサイドメンとして関わってきた彼は、最後の最後で願いを果たす事になりました。

このアルバムの成功は、レイがシダーの名前を口に出した所から始まったと考えても良いと思います。レイと同じ様に名サイドメンとして幾つものセッションをこなしていたシダーはBlue Noteでの扱いが示すように作曲や製作監督としても極めて美しい仕事をしています。

また彼のプレイはフレーズの美しさだけではなく、BluesやSoulなどの黒人音楽のルーツを感じさせる粘り強いタッチも兼ね備えています。RockやPopsの人気を奪われていた70年代に過去の音楽ではなく、現在進行形の『これこそJAZZ』だと自信を持って送り出せるベーシスト名義のトリオ・アルバムを出すには、最高の人選だったと言えると思います。

またケーニッヒがドラムスのエルヴィンに「叩き過ぎるな、レイの邪魔をするな」(笑)と、指示した事も成功の大きな要因だと思います。確かに彼が気合を入れて演奏すれば、もっと緊張感の有るアルバムになったのかもしれません。しかしこのアルバム・コンセプトの成功を見るとやはり彼を押さえ気味にしたのは成功だと言えると思います。また、エルヴィン自身もぶつかり合いではないプレイは、今までのプレイと違ったものになり新鮮なプレイをする事が出来たはずです。

選ばれた曲も厳選されたものだと思います。自作を1曲にシダーの曲が2曲、それにミュージカルで使われた曲やスタンダード等をバランス良く配置した7曲は、LP時代でも有る1970年代と言う時代性にマッチしたJAZZ不遇の時代に反旗を翻すささやかな反抗とすれば、十分な内容だと思います。

特に1曲目はCedarにとって代表曲の一つになる名曲だと思いますし演奏の編曲も本物のJAZZを示すに値する気持ちの良いものに仕上がっています。この曲を聴いて私は『好きなCedar』から『大好きなCedar』と変化したので必要以上に持ち上げてしまうのですが(笑)、ハッタリが無い正真正銘楽曲の演奏での緊張感がここでは体現されています。

2曲目のRay Brown名義のSlipperyでのBrownとCedarの連れ添う様な演奏は、アルバムの他の曲と比べても中々面白い趣向だと思います。こう言うBlues基調でのCedarのピアノは素敵です。スタジオの中で3人で色々と話をしてからの録音かもしれませんね。

3曲目もCedarの曲なのですが、メロディが過去のJAZZと随分違うように感じます。1970年代後半らしい曲と言っても良いと思います。

4曲目はGershwinが映画の為に作った曲です。このアルバムの中で残念ながら唯一楽曲に演奏が負けているように感じます。特にCedarが苦労しているように感じてしまいます。GershwinのPorgy And Bessは私の大好きなミュージカルなので少々残念に思います。

逆に5曲目のGeorgia on my mindは、とても素敵な仕上がりになっていると思います。Jazz, Blues, Soul, Rockと様々な形で演奏されるスタンダードを見事なアレンジと演奏で聴かせてくれます。スピードの変化やそれぞれのソロなど、随分気合の入った作りではないかと思います。

6曲目のLittle Girl Blueは、もっともベーシストのアルバムらしい演奏でしょう。Rodgers – Hartの作ったミュージカルの挿入歌らしいメロディを上手にトリオ演奏に置き換えています。

アルバムを締めくくるHorace SilverのSister Sadieもまた黒い曲です。この曲も古い曲なのですが、曲自体の間口が広いのか古い感じは全くしません。締めくくりにしてはサラッとした演奏が逆に印象的です。

曲順に並べてみると始めの3曲が、このアルバムの為に作られた曲のようです。4曲目までがLPのA面なので、AB面で分けてみたという訳でも有りません。始めの方にオリジナルをまとめ後半にスタンダードを並べたのには理由が有るのか考えてしまいます。

どうもCedarのアルバムでもないのにCedarの事ばかりになっていますが(笑)、ここでのCedarの演奏はリズムとメロディのバランスが、泥臭くでは有りますが、とても高いレベルでコントロールされていると思います。

個人的な理由はどうあれ、全体的にアレンジの丁寧さと演奏の面白さが相まって、Contemporary独特の音の良さが効果的な個人的には名盤と呼びたい、気持ちの良いアルバムに仕上がっていると思います。

私の持っている1986年にプレスされたビクター製のCDは、現在の再生機を意識していない作りになっています。有る程度まで音量を上げないと音が空間にうずもれてしまいます。いつでも大きな音で聴ける訳ではないので残念に思うことも多いのですが、キンキンと耳に響かない音がクセになると「これもまた良いもんだ」と思ってしまいます(笑)。


どれほどの言葉を持ってきても自分が深く愛しているものを表現するには、言葉が足りなく感じてしまいます。下手をすると他のものを否定するような偏った文章になり易いですし普遍的な愛と取り違えそうになります。

このアルバムもあえて言わせてもらえれば、『私にとっての名盤』と言い切りたいです。それぞれの人がそれぞれの楽しみ方が有る様に大好きだからこそ『私にとって』と言う言葉を使い他と区別してしまいたいのです。




カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (0) トラックバック (0)

2005年08月11日 (11:43)

極めて純粋に、極めて音楽的な、JAZZ



Clifford Brown and Max Roach
at Basin Street
Clifford Brown and Max Roach


01.What Is This Thing Called Love?
02.Love Is a Many Splendored Thing
03.I'll Remember April
04.Powell's Prances
05.Time
06.Scene Is Clean
07.Gertrude's Bounce
+8 [ 08~15 ]
08.Step Lightly (Junior's Arrival)
09.Flossie Lou
10.What Is This Thing Called Love? [Alternate Take]
11.Love Is a Many Splendored Thing (Breakdown)
12.Love Is a Many Splendored Thing [Alternate Take]
13.I'll Remember April (Breakdown)
14.I'll Remember April [Alternate Take]
15.Flossie Lou [Alternate Take]

CLIFFORD BROWN tp
MAX ROACH dr
RICHIE POWELL p
GEORGE MORROW b
SONNY ROLLINS ts

Recorded January 4, February 16,17, 1956, NYC


このアルバムは不思議なアルバムです。悲しい時に聴くと悲しく聴こえてくるし楽しい時に聴くと楽しく聴こえてくる。その理由は多分、極めて純粋に極めて音楽的なJAZZだからなんでしょう。

1954年から始まったブラウン=ローチのクインテットは、すぐ全米でも評判のグループとなります。そこへすでに有名であった隠匿中のソニー・ロリンズが加わり彼らの人気も演奏もさらに高みへ登ることになります。このアルバムはその数少ない記録です。

at Basin Streetと言うタイトルから推測するとライヴ・スポットでの録音のようですが、実際にはスタジオでの録音です。ちょうどベイズン・ストリートでの彼らの演奏が、とても評判が良かった頃なのでそうつけたのでしょう。

エマーシーにはロリンズの録音が一つも無かったのでプロデューサーはとても喜んだそうですが、アルバムのジャケの表には一文字も有りません。それほどこの頃のブラウン=ローチの人気が高く、彼らの名前だけで十分に購買意欲を沸き立たせる事が出来たという事でしょう。

演奏はとても冷静にスウィングしています。どこかしら何かを探ったり確かめたりしているのでは、と思わせるほど純粋に音楽として成り立っています。外部から影響が無いせいか怖いほど冷静な演奏なのです。

ロリンズへのお礼というのでしょうか。このメンバーは数週間後ロリンズ名義でPrestigeへ録音をします。イメージが随分違うのでSonny Rollins +4と言うアルバムを続けて聴くのも面白いかもしれません。

もっと高みを求めて、こんなにも純粋に音楽に向かい合っていたのに
この数ヵ月後にブラウニーは交通事故で亡くなります。彼が生きていたら・・・考えるのは止めておきましょう。

現在CDとなっているものは、大抵アウトテイクが入っています。国内盤はオリジナルに入っているものの別テイクと共にFlossie Louと言う曲が4テイク入っています。購入を考えている方は、金額的にはどちらも大きな違いが無いので好きな方を選べば良いと思います。


カテゴリ : Jazz 01記事のURL コメント (2) トラックバック (0)
Category
Recent Comments
Link
ブロとも申請フォーム
ブログランキング
最近のトラックバック
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
1122位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
161位
アクセスランキングを見る>>

Appendix


Search this site
PUKIO Latinoamerica
名古屋市大須に有るPUKIOは、ペルー人の友人Miguelが経営するお店です。小さな店ですがアルパカ商品やエケコ人形など面白いものが沢山有ります。お店に行けば彼の面白い話が聞けるかも。

FC2にBlogが有りますしHPで買い物もできます。
pukiolatinoamerica01-180.jpg
 PUKIO Latinoamerica
 名古屋市中区大須3-42-3
 TEL/FAX 052-251-5161
 11:00~20:00
 定休日 火曜・水曜
Profile

falso

  • Author:falso
  • いらっしゃいませ。

    元々は音楽Blogで始めました。色々な音楽について言いたい事を言っているうちに猫の写真やら過去の話しやら書き出していて、気が付いたらこんなBlogになってしまいました。

    と、言いながら4年ほど放置していました。

    そんな訳で勝手に放置して、勝手に再開しようと言う、身勝手な人間のBlogです。
    オマケに犬派を明言しながら、気が付けば猫を4匹飼っています。
Mailform
Blogに関係無い事や個人的に言いたい事が有ればコチラからお願いします。ギャグや冗談だと喜びます(^^)/。

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
RSSフィード
ジャスミンの花
P1010167-895.jpg